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2014/06/19

がん保険は備えすぎなのか?

ネット上で「がん保険は備えすぎ?」という記事を読みました。執筆者は保険に関する(どちらかというと批判的な)著書を何冊か出版されている業界では有名な方です。いつも論理的で的を得た指摘が多く、とても参考になるご意見を発信されています。

今回の記事でも具体的なデータに基づいて論理的に主張を展開されていました。まず挙げているのが、アメリカンファミリー生命保険(アフラック)による「がんに関する意識調査」(2010)のデータで、がん経験者が実際に負担した費用の平均は「100万円程度以下」が7割を占めているということ。

そしてもう一つがカーディフ生命がホームページで公表している「2013年5月アンケート調査」で、がん治療に掛かった費用の平均は126万円(入院・手術・抗がん剤・薬等の直接費用が86万円、家族の交通・宿泊費、健康食品などの間接費用が40万円)というデータです。

これらのデータから貯蓄などで100万円程度のお金がすぐに用意できればよく、がん保険は備えすぎではないかという指摘をされています。

確かにこれらのデータを参考にすると、「多くの場合」はそのとおりであるように思います。しかしながら、逆に「がん経験者の約3割は200万円程度以上(うち12%は300万円程度以上)の費用が掛かっている」というのも事実です。この割合が無視できるほど小さいものなのかどうかは人によって感覚が違うのかもしれません。

また一般社団法人CSRプロジェクトによる「がん患者の就労と家計に関する実態調査2010」によると、就労者の24%が癌罹患により依願退職、解雇、廃業しています。そして定期的な収入があった20歳~69歳で癌罹患により収入が減少した人の割合は67%(男性80%、女性64%)、平均年収減少率は36%だったそうです。経済的なダメージは治療等による「支出の増加」だけでなく、「収入の減少」もあるということです。

これと同じ内容をFBに投稿すると、医療関係者の方から「抗がん剤の費用を払い続けられなくて治療をやめる人もちらほらいる」というコメントを頂きました。これもまた現実です。治療法やがんの進行度合によっても治療費は大きく違ってくるでしょうから、「平均」を参考にするのも注意が必要です。
 

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