広島県 福山市 尾道市 でFP (ファイナンシャル・プランナー)をお探しの方へ

Life Design Conciergeのウェブサイトはこちら

広島県 福山市 尾道市 のFP(ファイナンシャルプランナー)

2011/10/13

年金の現状と今後

10月10日は34歳の誕生日でしたが、その日はリーガロイヤルホテル広島でモーニングスター(株)代表取締役朝倉智也氏と元ドイツ証券で現武者リサーチの武者陵司氏の講演を聴いてきました。

先日、厚生労働省が年金支給開始年齢を68~70歳に引き上げる議論を本格的に始めたという報道がありましたが、「これから求められる資産運用の考え方について」と題した朝倉氏の講演はまさに年金財政の現状分析から始まりました。

まず指摘したのが厚生労働省の楽観的な経済前提。2006年~2010年まで過去5年間の実績では、物価上昇率が-0.08%、賃金上昇率が-0.74%、名目運用利回りが0.01%であるにも関わらず、厚生労働省の財政検証における経済前提(中位)では、2011年~2020年まで一貫して物価上昇率は1%以上のプラス、賃金上昇率も同じく10年間一貫して2.5%以上のプラス、名目運用利回りについても2011年1.9%から年々上昇し、2020年には4.1%まで上昇することが前提となっています。

これは果たして妥当な前提でしょうか?ちょっと楽観的あるいは数字合わせのために作った前提と思われても仕方がないのではないでしょうか・・・。

また厚生年金の積立金残高は見通しでは2010年度で145兆円となっていたものの、実績では113兆円と32兆円のマイナス。前年度差異も-6兆円となっています。現在は世界的な経済の混乱の中にあるので特に悪い環境にあるのは事実ですが、あえて単純計算すれば毎年-6兆円ということは20年後には残高ゼロになってしまうことになります。。

日本という国が存続する限り、年金が無くなることはないでしょうが、存続していくためには改革が避けられません。そうなれば今回議論が始まったように支給開始年齢の引き上げや、あるいは保険料の引き上げ、給付額の引き下げといったことが将来起こるかもしれません。

本来は年金は政府が運営しているので安心のはずですが、それが本当に安心できるかどうかは結局個人で判断するしかありません。もし公的年金に不安があるなら、自分年金づくりといった自助努力をするしかありません。
 

0 件のコメント: