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2009/10/28

生命保険の診査

生命保険や医療保険を申し込むときには健康状態の診査や告知が必要になりますが、これは確率に基いて保険料等が決定される生命保険において、加入者間の公平性を保つ目的があります。
 
したがって健康状態から病気や死亡のリスクが高いと判断されれば、加入を拒絶されたり、あるいは特別条件が付いて、通常より高い保険料を適用されたり、一定期間保険金が削減されたり、特定の部位の疾患については保障の対象外とされる場合があります。
 
以前、あるお客様(仮にAさんとします)も診査の結果「尿糖値」が高く、またもう一つ陽性項目があって、生命保険については大幅な特別保険料が適用され(通常のほぼ2倍)、医療保険については引受けを拒絶するという回答が返ってきたことがありました。
 
保険会社の営業担当者も「尿糖値については厳しく見られるので仕方ないですね」(※あくまでその担当者の私見)と言いましたが、Aさんに確認したところ、尿糖は子どもの頃からいつも高かったけど特に健康に問題はないとのことでした。
 
そこで過去の記憶が蘇りました。かつて私が海外営業をやっていた医療機器メーカーは糖尿病検査のパイオニアとも言うべき会社(?)だったので、私も多少は糖尿病や検査のことを勉強したのですが(今では9割以上忘れていますが・・・)、そのときに血糖値は正常でも尿中に糖分が出る「腎性糖尿」という症状があり、これは疾患ではなく治療の必要もないということを聞いたような記憶があったのです。そして、Aさんの話を聞いてみると、どうもそのような感じでした。

そこで、保険会社にその旨申告し、Aさんには状況をご説明の上、再度血糖値やHbA1c(ヘモグロビンA1c)を含む血液検査を受けて頂いて(この場合、検査代はご本人負担になります)、保険会社に再診査をしてもらうことにしました。

その結果、生命保険の特別保険料はかなり削減され、医療保険も特別条件は付きましたが加入が可能になり、Aさんにはご契約頂きました。

このように生命保険には厳しい診査があるのですが、一度出た結果が必ずしも絶対というわけではありません。我々募集人も、保険を提案するということはその相手に保険が必要と考えているわけですから、その人が必要な保障をより良い条件で手に入れられるように最善を尽くす義務があると思います(もちろん、「事実に基づき、正当なプロセスを経て」という前提ですが)。

尚、診査や引受けの基準は保険会社によって異なりますし、個々の診査・告知内容によっても結果は違ってきます。また募集人も詳細な情報は知りえないので、確実なことは何も言えません。

2 件のコメント:

hqpronet さんのコメント...

すごくタメになる話、ありがとうございます。

私は長尾さんのように知識がないので、普通に考えておかしいと思う場合、営業担当者から、診査部門へかけあってもらってます。

※なぜか、こちらから直接は拒まれるんです(笑) ほんとに聞いてもらってるかは正直疑わしい時もありますが・・・。

そういう意味では、複数の生命保険会社を扱うと情報が増える分、また1社もへたな対応ができない分良いと感じています。

S.Nagao さんのコメント...

確かにこういうときは乗り合いのメリットがありますよねぇ。。

私も知識があるわけではないですが、意外なところで過去の経験が役に立つものですね。