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2009/10/19

火災保険の特約

先々週は大阪のお客様、先週は東京のお客様に長期の火災保険をご契約頂きましたが、火災保険をご提案するときに、必ずと言っていいほどご案内する特約が2つあります。
 
それは「個人賠償責任担保特約」と「類焼損害担保特約」です(いずれも保険会社によって特約の名称は異なります)。
 
「個人賠償責任担保特約」は住宅の所有・使用・管理あるいは日常生活に起因する事故によって、他人にケガをさせたり、他人の財物に損害を与えたことによって、法律上の損害賠償責任を負った場合に保険金が支払われます。
 
例えば、マンションで洗濯機の水が溢れて階下の部屋に損害を与えてしまったり、ベランダから誤ってモノを落としてしまい、下にいた人にケガをさせてしまった場合などが考えられます。また住宅に関係する事故に限らず、日常生活に起因する事故全般が対象になるので、例えば以前のエントリーに書いた自転車事故や、子供が他人の車にキズを付けてしまったり、友達にケガをさせてしまったり、お店の商品を破損させてしまった場合なども基本的には支払いの対象になります。補償の対象となるのは契約者のみならず、配偶者および生計を共にする同居の親族や別居の未婚の子まで含まれます。

「類焼損害担保特約」は自宅から発生した火災、破裂・爆発によって近所の建物に類焼した(燃え移った)場合に、その建物や家財に生じた損害を補償する特約です。具体的には損害を被った人が加入している保険から支払われた保険金額を差し引いて支払われることになります。
 
日本には「失火ノ責任ニ関スル法律」(通称「失火責任法」)という明治時代に制定された法律があり、「民法第七百九条ノ規定ハ失火ノ場合ニハ之ヲ適用セス但シ失火者ニ重大ナル過失アリタルトキハ此ノ限ニ在ラス」と定められています。つまり、失火で隣家に類焼した場合も、その失火に故意・重過失がない場合は、損害賠償責任を負わないことになっています。

そうすると類焼した建物の所有者は自身の加入している火災保険から補償を受けることになりますが、隣人が必ずしも十分な火災保険に加入しているとは限りません。そのような場合、仮に法的には損害賠償責任を負わないとしても、自分の家から起こした火災で他人に損害が及んだのに知らん顔ができるでしょうか?ましてや見ず知らずの人ではなく、日頃から顔を合わせたり、お付き合いしているご近所の人です。
 
これら2つの特約はいずれも自身が「加害者」になった場合の補償ですが、加害者になることはもしかしたら被害者になること以上に苦しいことではないかと思います。万一そのようなことになった場合の人間関係や、自身の心理的負担、そして経済的負担の可能性を考えると、これらの特約は付帯しておく価値があると思います。

※具体的な補償内容等は各保険会社あるいは代理店にご確認ください。

※個人賠償責任担保特約は自動車保険等その他の保険契約あるいは共済契約に付帯されている場合もありますので、重複がないかご確認ください。
 

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