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2009/03/23

だまされないための年金・医療・介護入門



『だまされないための年金・医療・介護入門』
(鈴木亘著/東洋経済新聞社)

この本を読むと、現在の年金制度や医療保険、介護保険の制度にいかに問題が多いかがよく分かります。

その問題を大きく括ると「世代間不平等」ということで、つまり「若い人ほど損をする」という構造です。

そして、諸悪の根源は「賦課方式」にあり、急速に少子高齢化が進む中で「賦課方式」を維持することは無理があり、今からでも「積立方式」に移行すべき、というのが本書の大雑把な内容です。

本書で示されている試算によると、年金・医療保険・介護保険における1940年生まれと2005年生まれの「損得」の差額は8300万円。1960年以降に生まれた人は支払額が受給額を上回り(要するに「損」する)、2005年生れでは-3,490万円になります。年金だけで見ても私の年齢に近い1975生まれで-1,290万円、息子の年齢に近い2005年生まれでは-2,590万円になっています。

ところが、厚生労働省や大臣は「公的年金が必ず得になる」と宣伝しています。これに対して著者は、厚生労働省の計算は「事業主負担」を含んでいないというトリックがあることを指摘しています(実際には保険料は賃金に転嫁されるので労働者が負担しているに等しい=「経済学の基本中の基本」だそうです)。

現在ですら高齢者の生活が問題になっていますが、私たちが高齢者になる頃、さらには息子たちの世代が高齢者になる頃には一体どんな世の中になっているのでしょうか・・・

不透明で不安の多い時代ですが、だからこそ今後ますます「お金のリテラシー」や「自己責任の生活設計」が大切になると思います。

それからもう一つ、今更ながら「もっと自分が生きる国の政治や社会構造に関心を持たなければ・・・」と反省しました。

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