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2009/03/15

エンディング・コスト

3/14号の東洋経済は「相続」の特集でしたが、その中に「葬儀・墓」に関する記事もあり、興味深く読みました。
 
よく葬儀費用の全国平均は2○○万円と言われますが、これは注意が必要です。あくまで「平均」に過ぎず、大規模な葬儀も含まれているし、結婚式と同じように地域によっての差もあります。記事にも「中規模の葬儀なら、良心的な業者を利用すれば200万円以内でできる。」とありました。

私はこれまで知らなかったのですが、「葬儀社は、遺体を病院から運び出すごとに病院側に数万円をキックバックする。逆に仕出し業者や僧侶からは、紹介料として数割のキックバックを受ける」そうです。近年、葬儀に関するトラブルが急増しており、国民生活センターに寄せられた相談の大半が価格や契約内容に関する相談だったということなので、(状況が状況だけに精神的にも時間的にも余裕はないでしょうが)トラブルを避けるためには「費用に関して不明な点は事前にしっかり確認する」、「業者に勧められるままに内容を決めたり、『一般的にはこのくらいですよ』『皆さんこのくらいですよ』という言葉に惑わされない」といったことが大切なのではないでしょうか。

また、最近では葬儀のあり方も多様化しており、近親者だけで見送る「家族葬」や、葬式をせずに火葬のみ行う「直葬」も増えているようです。記事には、「線香臭いのはイヤだ。葬式ではジャズを聴きたい」と言っていた故人の意思を尊重して、小さな斎場でジャズを流して見送った無宗教の音楽葬が紹介されていました。そういえば、自分も以前妻に「葬式もお墓もいらないから、最後の夜はキース・ジャレットの"Melody At Night With You"を流して。」と言いましたが、「家族親戚の体面もあるから、そういう特別なリクエストは書面に書いておいて」とのことでした。。でも、確かにそのとおりかも(このブログで意思表示になるかな?)。ちなみに、アメリカでは自分の葬儀を生前に予約する「pre-need(プレニード)」が一般化しているそうです。

お墓の建立費用は全国平均で176.3万円(08年全国優良石材店の会調査)で、それに墓地の購入費用やお寺へのお布施などを含めると、昔ながらのお墓のコストは数百万円にのぼるようです。

また、戒名についても色々と難しいことがあるみたいで・・・(↓記事より抜粋)
「戒名は本来、仏弟子になった人に与えられる名前だが、檀家用の墓地に入るためには必須で『死後の名前』とも呼ばれる。厳密には院号・道号・戒名・位号からなり、そのうち必要なのは戒名だけ。院号は、もともと高貴な身分の人や寺の功労者に与えられるものだ。金銭で売買するものではないが、近年では100万円程度のお布施をすれば手に入るようになった。中には勝手に院号をつけて高額なお布施を要求する僧侶もおり、戒名料の不透明さは、かねて問題になっている。」

こうした高額な費用や墓を守る跡継ぎがいないといった要因もあって、最近ではお墓も多様化し、永代供養墓や合葬墓、さらに樹木葬、散骨、手元供養といった「墓を持たない」選択肢も広がっています。永代供養墓や合葬墓であれば、数万円~数十万円から入ることができ、遺骨をペンダントや置物に納めて手元に残す手元供養も費用はだいたい数万円からのようです。

葬儀もお墓も今は多種多様で、「これが当たり前」という時代ではなくなってきました。そして、どういう形式を選択するかで、必要な費用も大きく違ってきます。ライフプランは「人生が終わった後」のことまで具体的に考えておいた方がいいようです。

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