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広島県 福山市 尾道市 のFP(ファイナンシャルプランナー)

2008/06/22

スタグフレーションの兆し

ブッシュ大統領、ポールソン財務長官、バーナンキFRB議長がそろってドル安を警戒する声明を発表したにも関わらず、G8財務省会議後にはこれまでのドル高傾向から逆に若干ドル安(円高)に戻した。ドル安になればインフレが進む、かといってサブプライムの影響で景気が悪い中、金利を上げるわけにもいかない。アメリカは身動きが取れなくなっている。先々週、先週とセミナーで話をきいた国際金融コンサルタントの方も「スタグフレーションの兆しが見えつつある」とおっしゃっていた。

「スタグフレーション」とは「スタグネーション(stagnation)」と「インフレーション(inflation)」を合わせた造語。つまり、景気悪化とインフレが同時に起こる最悪の事態だ。その国際金融コンサルタントの方の話では、住宅ローンを組み込んだ証券化商品はトリプルA格付けの商品さえ半値に値が下がって買い手が付かない状況で、これからさらに深刻な事態に陥る可能性があるという。しかも、米国は去年のサブプライム問題のときのように金利の下げ幅はなく、打つ手も限られる。おそらくは破たんする証券会社・投資銀行が出てくるだろうとのこと。「サブプライム問題は終わった」というのは全くのデタラメで、今年あるいは来年も世界の金融は非常に厳しい状況が続くであろうというのがその方の見解だった。

また、日本の金融機関が持っている証券化商品は総額22兆円で、そのうちこれまでに明らかにしている損失は2兆円であるが、「本当に損失はこれだけなのか非常に疑わしい」ということもおっしゃっていた。日本では、最悪期は終わってこれから回復に向かうという強気コメントが増えてきたが、はたしてどうなのだろうか・・・

今日スーパーでカプリコを買ったら、以前は98円だったのが118円になっていた。インフレについて真剣に考えないといけない。

2008/06/19

初海外出張の思い出


最初に勤務した医療機器メーカーで、初めて海外出張したのは2年目の冬。突然、上司の海外出張に同行を命じられて、少しドキドキしながらもうれしかったのを覚えている。とはいえ、自分は全く関与していなかった案件での出張だったし、勉強を兼ねてのカバン持ち(実際は持たなかったけど)みたいなものだったので、案外気楽だった気がする。
 
出張前に上司から「機内持ち込みできるスーツケースを持っているか?」と聞かれたので、「やっぱり1分1秒をムダにしない国際ビジネスマンはスーツケースも預けたりしないのか。」と思った自分は、そんな小さなスーツケースを持っていなかったので、大丸でサムソナイトのスーツケースを買った。そして、着替えや会議の資料などを詰め込んだ後、予定より小さくなったスーツケースの隙間にうまい棒やチョコボールを可能な限り詰め込んで、万全の体制で初の海外出張に飛び立った。
 
出張先は米国で、シカゴの近くにある小さな町。ここに取引先の工場があって、年間の販売目標や価格の交渉が議題であった。目的の町に着いてびっくりしたのは、めちゃくちゃ寒い(氷点下)ことと、めちゃくちゃ田舎なこと。そしてふと気付いたことは、到着したのは夜で会議は翌日から。ということは急いで空港を出る必要もないし、別にスーツケースは預けてもよかったのでは??ということ。ちなみに帰国後に確認したところ、他の人たちはスーツケースは預けているようだったので、その後の出張では自分も一回り大きいスーツケースで預けるようになった。機内持ち込みにこだわった上司の意図は何だったのか・・・ロストバゲージのリスクを避けるためだったのかな・・・?
 
到着日の夜は上司の行きつけ(?)の中華レストランで、食事をご馳走になった。中華レストランは世界中どこに行ってもある。つまり世界中どこに行っても中華系の人がいる。このお店の人は香港から来たと言っていたけど、どういう経緯でこんなアメリカの片田舎に来たのだろう?と疑問に思いながらも、東洋人としてこんな場所に来ても美味しい中華料理が食べられることに感謝しながら食べた。
 
そして翌日、いよいよ会議の日。相手の工場に着いて部屋に通されると、こっちは2名に対して相手はぞろぞろと入ってきて数で圧倒してきた。会議が始まると自分の役目はメモを取ることなので、徐々にヒートアップする議論は無視してメモに集中。その隣で、上司は一人で戦っている。もっと穏やかにアメリカン・ジョークなんか飛ばしながら話をするのかと思ったら、『朝まで生テレビ』にも勝る大激論でまさに戦い。そして、ピリピリとした緊張感と険悪な空気が部屋に広がる。でも、お互い一歩も引かず、激しく主張をぶつける。初めての出張で、こんなハードネゴの現場に立ち会えたのはある意味ラッキーだった。
 
そして、もう一つ感銘を受けたのは会議では厳しく戦っていたのに、会議が終わって会食になるとそんなそぶりは見せずにフレンドリーに話をする姿。「ビジネスはビジネス」と割り切って遠慮せず議論を交わし、でもビジネスを離れるとそれを引きずらないのが真のビジネスマンなんだとこのとき学んだ。
 
自分は何もせず上司の姿を見ているばかりだったけど、このときの経験はその後の自分にとって非常に意味のある貴重なものとなった。久しぶりに思い返すと、懐かしく大切な思い出である。