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2008/02/14

学資保険(こども保険)

こどもが生まれると学資保険(こども保険)への加入を考える人が多いと思いますが、一般的に学資保険(こども保険)の目的は次の3つに分けることができると思います。

(1) こどもの教育資金の積み立て
(2) 親(通常は父親)に万一のことがあったときの保障
(3) こどもの死亡保障及び医療保障(ケガ・病気)

(1)はこどもの大学進学時、あるいは小中高進学時にお祝い金が受け取れるというもので学資保険(こども保険)の主たる目的と言えます。大学進学時だけお祝い金を受け取れるか、小中高の進学時にも受け取れるかは商品によって異なり、どちらかを自分で選択できる場合もあります。計画的に学資(進学資金)を準備できることが、学資保険(こども保険)が広く受け入れられている理由だと思います。

(2)は契約者(通常は父親の場合が多い)に万一のことがあったときに、それ以後の保険料は払うことなく上記お祝い金を受け取れるものや、一定の育英年金が受け取れるものがあります。一家の大黒柱である父親に万一のことがあっても確実に学資を準備するためには保険が持つ保障機能が役立ちます。但し、通常父親はそれとは別に万一のときの死亡保障(生命保険)をかけている場合がほとんどなので、それで教育資金もカバーできるのであれば、敢えて上乗せの保障は必要ないこともあります。

(3)はこども自身の保障で、万一のときの死亡保険金や、ケガ・病気で入通院したときの給付金があります。これも商品によって死亡保険金だけのものと、医療保障も付いているものがあります。


基本的にはこの3つが目的になるわけですが、(1)~(3)のどれを重視しているかは商品によって違います。当然ながら(2)や(3)の保障を重視すれば、(1)の貯蓄性は下がることになります。

また、この(1)~(3)の中で自分が必要とする目的に合ってさえいれば、必ずしも「学資保険」、「こども保険」という名の付いた商品でなくてよいとも言えます。

例えば、「(3)は特に必要性を感じない、(2)も親自身の生命保険があるのでいらない、とにかく(1)を重視して効率よく教育資金を準備したい」という場合であれば、保険ではなく投資信託等を使った運用で増やしていくことも考えられます。リスクを負うことにはなりますが、大学の進学資金を想定した場合、17、18年程度の時間があるので、ある程度リスクを抑えながら運用していくことは可能であると思います。また保険の弱点として「インフレに弱い」ことが指摘されますが、こうした運用であればインフレに対応することも可能です。

「(1)はもちろんだけど、一家の大黒柱である父親に何かあったときにも教育資金だけは確保したい(2)」という場合は、父親自身が終身保険に入り、払込期間をこどもの大学入学前にする方法もあります。払込満了後に解約すれば支払った保険料以上の解約返戻金を受け取れるものもあるので、それを学資に充てることができますし、父親に万一のことがあれば死亡保険金を学資に充てることができます。


さらに「払込免除特約」を付けておけば、ガンや急性心筋梗塞、脳卒中で所定の状態になった場合や要介護状態になった場合など契約で定められた状態に該当すれば、それ以後の保険料支払いが免除されます。一方で、解約返戻金は保険料を払っていないにも関わらず払っている場合と同様に増えていくので、死亡時のみならず、父親が重たい病気にかかって収入が減ったり、医療費の負担で貯蓄に回せない場合などでも、学資(=解約返戻金)だけは当初の予定どおり確実に準備することができ、より幅広くリスクヘッジすることができます。(※「払込免除特約」の有無、条件等は商品によって異なります)

「(2)は父親自身の生命保険でカバーするからいらないけど、(1)と(3)は欲しい」という場合であれば、こどもを被保険者とする養老保険や終身保険を大学進学時に合わせて設計し、病気・ケガで入院あるいは通院したときの保障を特約で付ける方法もあります。内容によりますが、(1)~(3)全てセットになった学資保険(こども保険)よりも貯蓄性を上げることが可能です。

結局のところ、どれがいいというわけではありませんが、まず必ずしも「保険」に入る必要があるわけではなく、保険商品には保障としてのメリットや、貯金と違って取り崩しにくいので計画的にお金を準備できるという面がある一方で、受け取る金額が定額である(=利率が固定される)ためインフレには弱いという面や、基本的には満期やあらかじめ定められたときにしかお金を受け取れないので臨時の支出に対応できないといった面があることも覚えておいた方がよいと思います。

その上で学資保険(こども保険)を検討するのであれば、(1)~(3)のどれを重視するか、あるいはそれらのバランスをよく考えて、目的に合った商品を選ぶことが大切だと思います。

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