広島県 福山市 尾道市 でFP (ファイナンシャル・プランナー)をお探しの方へ

Life Design Conciergeのウェブサイトはこちら

広島県 福山市 尾道市 のFP(ファイナンシャルプランナー)

2007/10/30

ガンに生かされて



最近公開された映画『Life 天国で君に逢えたら』の原作者でもある飯島夏樹さんのこの著書を読みました。飯島さんは元プロウィンドサーファーで、引退後36歳の若さでガン診断、38歳で余命宣告を受けながら、39歳で他界するまでに病床で3冊の著書を執筆しました。この作品は飯島さんが亡くなる瞬間までを綴った闘病記ですが、うつ病やパニック障害を経ながらも最終的にガンを受け入れ、ガンになったことで家族の大切さに気付き、「ガンになってよかった」とまで書いています。但し、そこに綴られた治療や日々衰弱していく飯島さんの体の様子は壮絶です。自分なら飯島さんのように強くなれるだろうか、希望を見出せるだろうかと考えさせられました。正直、そうなれる自信はありません。
生命保険の主な目的は「病気」と「死」です。病気なったときや、万一のことがあったとき、本人や家族の経済的なリスクを軽減するために保険があるわけですが、結局保険がカバーできるのは経済的なリスクのみです。実際そうなったときにはとてつもない精神的負担があるわけですが、それを取り除くことはできません。もちろん経済的な心配をすることの精神的負担を軽減するという側面はあると思いますが。
私は自分自身や身近な人にそういう経験がないので、正直その苦しみを実感したことはありません。でも保険を提供する立場として、実際に病気になった人や家族に不幸があった人の精神的苦痛に対する想像力は持っていなければいけないような気がしていたので、この本を手に取りました。もちろん本を読んだからといって、当事者の気持ちが本当に理解できるわけではないですが、それでもこの本は読んで良かったと思いました。
保険のCMやパンフレットを見ると、あたかも「保険に入っていれば病気になっても安心」ともとれるような表現がありますが、保険にできることは限界があること、当事者には経済的負担以上の大きな苦しみがあることは忘れずにいたいと思います。

0 件のコメント: